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  28例目の家族承諾の移植 
大阪市立大病院に気管支ぜんそくによる低酸素脳症で治療を受けて入院中の50歳代の男性が改正臓器移植法に基づいて脳死と判定され、家族の承諾だけで提供される28例目の臓器提供の手続きに入ったと発表されました。家族は心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸の提供を承諾し、心臓は東京大病院で30歳代男性に、肝臓は北海道大病院で40歳代女性に、腎臓は関西医科大枚方病院(大阪府)で50歳代男性に、もう一つの腎臓と膵臓は名古屋第二赤十字病院で50歳代男性に、それぞれ提供されますが、肺と小腸は医学的理由で提供を断念しました。   (2010/12/31)  
  肝臓移植後に女性が死亡 
藤田保健衛生大病院(愛知県)で法的に脳死と判定された患者から提供された肝臓と腎臓の同時移植を受ける予定だった大阪大病院の10代女性が、肝臓移植の手術後に死亡したと発表されました。女性は以前に生体肝移植を受けたが、その後肝不全と腎不全のために病状が厳しく、同時移植を必要としていた。25日午後から26日早朝にかけての肝臓移植手術後に容体が急変。腎臓移植は断念し、女性は集中治療室(ICU)に運ばれたが、26日午前5時40分に死亡したとのことです。   (2010/12/29)  
  27例目の家族承諾の移植 
藤田保健衛生大病院に脳血管障害で入院していた成人患者が改正臓器移植法に基づく脳死と判定され、臓器移植に向けた準備に入ったと発表されました。脳死移植で国内初の肝腎同時移植が、大阪大医学部付属病院で10代女性に実施される予定。家族承諾による脳死判定は27例目。   (2010/12/27)  
  札幌地裁、心筋梗塞を原爆症と認定 
心筋梗塞での原爆症認定申請を却下された北海道斜里町の浜田元治さん(68)が、却下処分取り消しと損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は22日、男性の心筋梗塞を原爆症と認めましたが賠償請求は退けられました。古久保正人裁判長は判決理由で「国側の主張する喫煙だけが原因になったという確かな証拠はなく、被爆が心筋梗塞を発症、進行させたと考えるのが合理的」と述べました。   (2010/12/27)  
  
医療滞在ビザ創設 
政府は病気やけがの治療を希望する外国人は、これまで90日以内の短期滞在ビザを取得しており、長期の医療には在留期間の延長が必要で、認められないケースもありました。これに対し、最長で半年間の滞在を認める「医療滞在ビザ」を新たに創設し、日本の最先端医療を活用して中国などアジアの富裕層を呼び込み、経済への波及効果を狙う目的で来年1月1日から運用します。  (2010/12/20)  

 
がん探知犬が精度9割超で、においで患者ピタリ 
九州大医学部第二外科の前原喜彦教授らのグループが、がん患者特有のにおいが分かる「がん探知犬」に、大腸がん患者の呼気などをかぎ分ける実証試験をした結果、9割以上の精度で患者を判別できたそうです。2008年6月から09年5月にかけ、福岡、佐賀県内の2病院で、消化管の内視鏡検査を受けた約300人から呼気と便汁を採取。内視鏡検査で大腸がんと分かった患者の1検体と、がんではなかった患者の4検体を一つのセットにして、探知犬に挑戦させた。呼気では36セットのうち33セット、便汁では38セットのうち37セットで「正解」をかぎ分けたということです。探知犬は、千葉県南房総市の「セントシュガー がん探知犬育成センター」が飼育しているラブラドルレトリバー(9歳、雌)。名前は「マリーン」 (2010/12/20)  
  26例目の家族承諾の移植、断念 
関東地方の病院で法的に脳死と判定された30代男性から26例目の家族承諾提供を受け、岡山大病院で60代男性に実施予定だった肺移植手術が医学的理由で断念されたと発表されました。  (2010/12/20)  
  25例目の家族承諾の移植
くも膜下出血のため岐阜県総合医療センターで治療を受けていた30歳代の男性が、改正臓器移植法に基づいて脳死と判定され家族の承諾だけで臓器提供されるのは25例目となる手続きに入りました。家族は心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸の提供を承諾した。心臓は東京大病院で40歳代男性に、両肺は東北大病院で10歳代男性に、肝臓は名古屋大病院で30歳代男性に、膵臓は京都府立医大病院で30歳代女性に、腎臓は岐阜大病院と豊橋市民病院でいずれも50歳代の女性に、それぞれ提供される。小腸は医学的理由で断念されました。   (2010/12/20) 
  北海道の病院で家族承諾で24例目 
北海道の病院に脳血管障害で入院し、16日に脳死と判定された18歳以上の男性から提供された肝臓が、信州大病院(長野県)で18日、50代女性に移植されました。本人意思不明で家族の承諾によって脳死臓器提供されたのは24例目です。  (2010/12/20)  
  23例目の家族承諾の移植
大阪市立総合医療センターにくも膜下出血で入院し9日に脳死と判定された60代女性と、国立病院機構長崎医療センターに脳血管障害で入院し12日に脳死と判定された60代女性(家族承諾で臓器提供に至るのは22、23例目)からの提供臓器の移植手術は、すべて終了しました。22例目の女性の肝臓は岡山大病院で30代男性▽腎臓は大阪市立大病院で40代男性▽もう一つの腎臓と膵臓(すいぞう)は国立病院機構千葉東病院で40代女性に移植された。小腸は医学的理由で断念。23例目の女性の心臓は東京大病院で50代男性▽肝臓は広島大病院で50代女性▽腎臓は長崎大病院で50代女性▽もう一つの腎臓と膵臓は九州大病院で40代男性に移植された。肺は医学的理由で断念。小腸は該当者がいませんでした。  (2010/12/20 
  「岸本医科学研究所」(苫小牧市)、企業再生支援機構の支援 
病院の臨床検査の受託事業を手掛ける「岸本医科学研究所」(北海道苫小牧市)とその子会社の計2社の経営再建を地域医療に大きな影響が出ると企業再生支援機構が支援することを決めたと発表しました。岸本医科学研究所は、1970年設立で、本州への積極進出などで収益が悪化、2010年ビー・エム・エルと提携したが、資金繰りに行き詰まっていました。みずほ銀行などの金融機関に有利子負債119億円のうち76億円の債権放棄を要請、ビー・エム・エルが設立する完全子会社が、2社の事業や人員を吸収、ビー・エム・エルの資金により検査関連設備を最新のものにし、25の事業所を統廃合し再建を目指す。  (2010/12/13)  

 
サルの脊髄治療にIPS細胞で機能回復に成功 
慶応大学の岡野栄之教授らは、人為的に脊髄損傷を起こして首から下をまひさせたサルの一種、マーモセットに人間の皮膚細胞に4種類の遺伝子を導入してiPS細胞を作製し、これを神経前駆細胞に分化させたものを移植したところ、約6週間で歩き回れるようになり、後ろ脚で立ったり手の握力が回復したりするなど運動機能が著しく改善した。約3カ月間、経過を観察したが、がん化はみられなかったといいます。岡野教授らは同様の方法で脊髄損傷のマウスの治療に成功していたが、人間に近い霊長類のサルでの成功でiPS細胞による治療の臨床応用に光が見えてきました。 脊髄損傷は、米国のベンチャー企業がES細胞を利用し患者を治療する臨床試験を始めています。   (2010/12/09)  
  家族承諾の脳死判定21例目 
日本臓器移植ネットワークは4日、九州大学病院に脳血管障害で入院していた30代女性が、改正臓器移植法に基づき、脳死と判定されたと発表しました。女性は書面で意思を表示しておらず、家族が提供を承諾し、家族の承諾による脳死判定は、21例目となり、心臓は大阪大病院で20代男性に、肺は大阪大病院で40代女性と福岡大病院で60代男性に、肝臓は岡山大病院で30代男性に、膵臓と腎臓は藤田保健衛生大の30代男性、もう一つの腎臓は九州大病院で60代男性に、それぞれ提供される。小腸は医学的理由で断念された。  (2010/12/06)  
 
北海道のNPO法人が全国初の相談窓口を開設 
NPO法人「 北海道移植医療推進協議会」が、脳死移植の家族や、生体肝移植や腎移植のドナー本人や家族の相談を受け付ける全国初の相談窓口を開設しました。  (2010/12/06)  
  脳死臓器提供、20例目 
関東地方の病院に脳血管障害で入院し、脳死と判定された40代男性からの提供臓器が、全国5病院でそれぞれの患者に移植され、3日、すべての手術が終了しました。改正臓器移植法に基づき家族承諾で脳死臓器提供されたのは20例目です。  (2010/12/06)  
 
砂川市立病院、災害拠点病院として新本館オープン
砂川市立病院 は、高度専門医療への対応・災害拠点病院としてへの充実を図るために建設を進めていた、新本館が11月28日にオープンしました。新しくPET-CT、リニアックなども導入されました。  施設/設備1   空知   (2010/12/02) 
 

 
低所得世帯の医療費軽減見送り 
政府は、検討していた一部低所得世帯の負担上限額の引き下げを、2011年度は見送る方針を固めました。高額療養費制度の見直しをめぐっては、患者団体などから医療費の負担が重すぎるとの声が強く、厚労省は70歳未満の年間所得約300万円以下の世帯(住民税非課税世帯は除く)を対象に、現行の月額約8万円を半分程度に引き下げる方向で協議していましたが、引き下げに必要なな財源約2600億円を高所得世帯の上限を引き上げて負担を増やし、それを財源に充てる案で検討してきました。しかし、年収約800万-1000万円世帯の負担上限を月3万円上げて18万円程度とし、年収1000万円以上は月10万円上げて25万円程度とした場合でも、捻出できるのは400億円程度で、制度改革による財源確保は難しいとの結論に至り、高所得世帯の負担増も見送られることになったとのことです。 しかし、医療費が支払えないため医療機関の受診を控えたり、やめたりする人たちが増えている状況をどう考えているのでしょうか。もっと、別な観点から財源を考えてみてもいいのではないでしょうか。「仕訳」のTV中継での腹立たしい(もちろん、全部がではありませんが)様子をおもいだしてしまい、政府は真剣に取り組んではいないような気になってしまいます。  (2010/12/02)  
 

札幌市が、子宮頸がんワクチン接種費を全額助成へ 
札幌市は29日、子宮頸がんワクチンについて、全額を公費助成する方針を固め、本年度補正予算案として追加提案し、早ければ来年1月からの実施となります。札幌市はこれまで、厳しい財政状況などを理由に国に、ワクチン接種を求めてきました。しかし、国は本年度補正予算で同ワクチン接種費を助成する市町村に対して半額を補助する基金を設置したため、札幌市は全額助成を決断しました。全国の政令指定都市で現在、接種費を全額公費助成しているのは名古屋市だけとのことです。   (2010/12/01)  
 
 
富良野保健所管内で全国初のインフルエンザ警報 
道は26日、15〜21日の1週間で、管内の3定点医療機関の患者が計119人(1定点当たり39・67人)となり、大流行を示す「警報」の基準(1定点当たり30人以上)を超えたため、富良野保健所管内(富良野市など5市町村)に全国初のインフルエンザ警報を発令しました。患者は子どもに多いといい、ウイルスの大半はA香港型とみられ、手洗いやうがいなど感染予防を呼びかけています。   (2010/11/30)  
  家族承諾による脳死臓器提供は18、19例目 
家族承諾による脳死臓器提供で18、19例目と判定された、福山市民病院(広島県)に低酸素脳症で入院していた60代男性と脳血管障害で札幌医科大病院に入院中だった60代女性からの提供臓器が全国の病院で患者に移植され、27日までにすべての手術が終了し、患者の容体はいずれも安定しているといいます。
男性の心臓は大阪大病院で40代女性▽両方の肺は岡山大病院で30代女性▽腎臓は県立広島病院で60代男性▽もう一つの腎臓は岡山医療センターで50代男性に移植された。肝臓と膵臓と小腸は医学的理由で断念。
女性の片方の肺は長崎大病院で40代女性▽もう片方は東北大病院で30代女性▽肝臓は国立成育医療研究センター(東京都)で10代男性▽腎臓は市立札幌病院で30代女性▽もう一つの腎臓と膵臓は東北大病院で40代女性に移植された。心臓と小腸は医学的理由で断念しました。
  (2010/11/29) 

 
認知症にカラオケ効果? 
三重大病院は、カラオケで歌うことが認知症に効果があるかを調べるための臨床試験を12月から始めるため、試験に参加する軽度の認知症患者を募っています。認知症は、投薬治療が一般的だが、運動による発症予防効果があるため、歌うことで心肺機能を使うなど、運動にも似た音楽療法の有効性を検証するためのもので、臨床試験は来年11月まで実施する予定。  (2010/11/29)  
  2008年度の国民医療費、最高の34兆8千億円 
厚生労働省は24日、2008年度の国民医療費が前年度より2%増えて34兆8084億円だったと発表しました。1人当たりの年間医療費は5400円増の27万2600円と、ともに過去最高を更新しました。   (2010/11/26)  
  2009年度の道立病院事業の赤字、16億4400万円 
2009年度の道立病院事業の赤字額が前年度比で8億円減少しましたが、16億4400万円に上り累積赤字は約670億円になることがわかりました。09年度の道立8病院(道立病院室含む)の事業は、収入が、前年度比約4億1000万円減の173億8500万円で、支出は同12億1700万円減の190億2900万円で収入と支出がともに減少した理由は、医師不足によって、患者数が減少し、医業収入が落ち込んだ一方、医薬材料費などのコストが抑えられたためだということです。   (2010/11/26)  
 
 
ヒトiPSで「血小板」作製 
東京大医科学研究所のチームが世界で初めて、ヒトのiPS細胞(新型万能細胞)から止血成分の血小板を作り出し、マウスの体内で出血を抑えることに成功しました。作製した血小板にはがん化の心配がなく、大量生産できれば難病治療などに役立ちそうということです。    (2010/11/24)  
 
抗生物質で神経細胞成長 
千葉大の橋本謙二教授(神経科学)らが、にきびの治療などに使われる抗生物質ミノサイクリンに、神経細胞を長く伸ばし成長させる働きがあるとの研究結果を発表しました。覚せい剤中毒で脳の神経細胞を損傷させたサルにミノサイクリンを投与し、神経の機能を回復させることに成功しており、パーキンソン病やアルツハイマー病などの神経変性疾患でも、動物実験で改善したとの報告もあります。ミノサイクリンは細胞の中で、遺伝子情報を読みとりタンパク質の合成を始めさせる働きがある分子に働きかけて、神経細胞の成長を助けているらしいとのことです。    (2010/11/24)  
  家族承諾で脳死移植手続き 法改正後17例目 
脳血管疾患のため高山赤十字病院に入院中の50代男性が法的に脳死と判定され、男性は書面で臓器提供の意思を示していなかったが、家族が脳死判定と臓器提供を承諾し臓器提供の手続きに入ったと発表されました。家族が提供を承諾した臓器のうち、腎臓は岐阜大学医学部付属病院と静岡県立総合病院でそれぞれ50代女性に、心臓は東大病院で50代女性、片方の肺は福岡大学病院で40代女性、肝臓は東大病院で40代男性に提供される。もう片方の肺と膵臓、小腸は医学的理由で移植を断念したということです。    (2010/11/22)  
  男児と80代男性、インフルエンザワクチン接種後死亡
厚生労働省は19日、愛知県の10歳未満の男児と東京都の80代の男性が、新型と季節性混合のインフルエンザワクチンの接種後に死亡したと発表しました。厚労省は2人に持病があることから「接種との関連性は現時点では不明」としていますが、男児は今月11日に接種し、翌12日朝、呼吸停止状態で発見され、死亡した。主治医は死因について「急性脳症に肝障害を伴うライ様症候群」と報告、男児には慢性肺疾患や精神運動発達遅滞の基礎疾患があったという。80代男性は10月27日に接種し、直後に38度台の発熱があった。その後、意識障害や呼吸困難が起き、今月9日に死亡しました。   (2010/11/22)  

 
(続)事業仕分け結果
【医師確保、救急・周産期医療等対策事業】 
事業の意義はあるが、補助金を付ける手法が適切かどうかで論議がされ、仕分け結果は事業の見直しが必要。診療報酬を手厚くすることで対応できるものや効果が分からない事業を廃止するよう求めた。
【所得水準の高い国民健康保険組合への補助金の見直し】
所得水準の高い業種の国民健康保険組合にも、低い組合と同様に医療給付費などの32%を補助する現行制度の見直しに関し、厚労省が二つの案を提出。同省は「国保組合には事業主負担がなく一定の補助が必要」として、補助率を16%に抑え290億円を削減する案が望ましいとしたが、作業チームは「所得に応じた負担を求めるべきだ」と主張。定率補助を廃止し削減額を420億円とするもう一つの案を実施するよう求めた。
      (2010/11/18)  
  北海道大学病院で心臓移植を想定し初のシミュレーション
16日に北海道で唯一心臓移植施設に認定された北海道大学病院で、東大病院で19歳の女性のドナーから、北大病院で人工心臓を使った20代のレシピエントに移植する想定で心臓移植を想定した初のシミュレーションが行われました。心臓移植は摘出から移植終了まで4時間がめどとされるだけに、時間との闘いがキーとなります。    (2010/11/18)  
 
腎臓移植で20歳未満優先の基準案作成
厚生労働省の腎臓移植作業班は待機患者ごとに、白血球の型や待機日数などをもとにポイントが計算され、移植の優先順位が決まる腎臓移植の場合、待機日数が短く、大人と同じ条件では不利になる上、人工透析が発育へ与える影響などを考慮し、16歳未満に限って特別にポイントを与える措置を設けていましたが、今回、16歳以上20歳未満についてもポイントを加算する新たな選択基準案の措置を決めました。新基準案は、待機日数の点数を相対的に下げ、16〜20歳未満にも点数を上乗せする。16歳未満よりは少ない点数。      (2010/11/16)  

 
財団法人日本医療評価機構の11月5日新規・更新認定道内分は、東札幌病院(白石区)、がV6.0の更新で認定取得いたしました。    (2010/11/16)  
  「ドラッグ・ラグ」解消に医薬品74品目を追加
海外で使われている医薬品の「ドラッグ・ラグ」問題を解消するため、厚生労働省は、4月に選定した108品目に74品目を「医療上の必要性が高い」として追加し早期承認の対象にしました。公知申請の対象になる次の4品目(結核治療薬のリファンピシン(販売名リファジン、リマクタン)とエタンブトール塩酸塩(同エサンブトール、エブトール)は非結核性抗酸菌症に、悪性リンパ腫などの治療薬メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム(同ソル・メドロール)はネフローゼ症候群に、それぞれ適応を拡大。中枢性思春期早発症の治療薬リュープロレリン酢酸塩(同リュープリン)は、最大使用量を2倍に引き上げる。)は、今月末から保険が適用されます。     (2010/11/15) 

 
「再仕分け」で「通告」となった主な事業
【厚生労働省】キャリア形成促進助成金関連2事業、後発品のある先発品薬価見直し、レセプト(診療報酬明細書)審査適正化対策など医療関係適正化・効率化関連3項目、医師確保や救急・周産期対策補助金等、治験拠点病院活性化事業費、国立病院機構運営費交付金、生活衛生振興助成費等補助金、生活衛生営業指導費補助金、生活衛生関係営業対策事業費補助金、審査関連業務(医薬品医療機器総合機構)、安全対策業務(同)、シルバー人材センター援助、女性と仕事総合支援(女性労働協会)、男女ワークライフ支援、介護予防、所得水準の高い国民健康保険組合への補助金見直し、高齢者医療運営円滑化等補助金
       (2010/11/15) 
  インフルエンザ、北海道と沖縄で「流行」
厚生労働省によると、医療機関からの定点報告で、10月末までの1週間で1医療機関当たりの患者数は全国平均0・15人ですが、北海道(1・06人)、沖縄(1・02人)と流行の判断となる1.0を越しており、「流行」が北と南で始まっているといえます。     (2010/11/09) 
 
インフルエンザワクチン接種を
秋田県の鷹巣病院でインフルエンザの集団感染があり、60〜90歳代の入院患者7人が死亡というニュースが流れましたが、季節性インフルエンザの院内感染とみられています。今シーズンは、季節性2種類と新型のワクチンが一つになったワクチンが用意されています。ワクチンを接種しない場合より、健康な成人で80%程度の感染を抑え、かかったとしても最小限に抑える効果があり、特に新型インフルエンザの場合、重篤な疾患がない人、健康な若い人も亡くなっており、油断できないということです。できるだけ接種した方がよいのは確かなようです。昨シーズンは新型と季節性のワクチンは別で、大流行した新型インフルエンザのワクチンが不足し医療従事者、妊婦や持病のある人、子供が優先されるなどの制約が生じ、大きな混乱を引き起こしましたが、今シーズンは新型インフルエンザと、流行が予想される季節性インフルエンザの「A香港型」と「B型」のワクチンが一つになった「3価ワクチン」が、国内で約5800万回分用意され、希望者全員が接種を受けられる十分な量があるということです。もちろん、私も先週接種をしてきました。      (2010/11/08) 
  16例目の家族判断での脳死臓器提供
日本臓器移植ネットワークは3日、九州大病院にくも膜下出血で入院中の30歳代の女性が、改正臓器移植法に基づいて脳死と判定され、臓器提供の手続きに入ったと発表した。家族は心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸の提供を承諾した。心臓は大阪大病院で20歳代男性に、肺は岡山大病院で30歳代女性に、肝臓は広島大病院で50歳代男性に、一つの腎臓は福岡赤十字病院で50歳代男性に、もう一つの腎臓と膵臓は藤田保健衛生大病院で30歳代女性に、それぞれ提供される。小腸は医学的理由で提供を断念した。7月の改正法施行後、本人の意思が書面で残されておらず、家族の承諾だけで提供されるのは16例目。  (2010/11/04) 

 
緑茶に乳がん予防効果なし?
国立がん研究センターが緑茶を飲んだ人と飲まない人で、乳がんについては発生率に差はないことを発表しました。カテキンと呼ばれる抗酸化物質が豊富に含まれ、がん予防効果があるといわれていた緑茶ですが、10府県在住の40-69歳の女性約5万4000人を対象に、1990年代初めから十数年にわたって調査した結果、飲んだ量と発生率に関係はなかったとの結果になったそうです。また、煎茶と番茶・玄米茶との違いも危険度には影響はないそうです。   (2010/11/01)  
 
子宮頸がんワクチン無料に補正予算案計上
政府は26日、女性の子宮頸がんと乳幼児の細菌性髄膜炎を予防する3種類のワクチンについて、今年度内に無料接種を始める方針(市町村が行う接種事業に対し助成し、国と市町村で費用を折半する)を決め、同日閣議決定した補正予算案に関連経費1085億円を計上した。29日に国会に提出、12月上旬までの会期内成立を目指します。現在3種類のワクチンは任意接種で、自治体独自の補助がなければ全額自己負担になりますが、補正予算で計上したのは今年度と来年度分の経費分です。     (2010/11/01)   
  砂川市立病院の新本館が28日にオープンしました
高度専門医療への対応、災害拠点病院としての機能向上や新しくPET-CTの導入、320列CT、3.0ステラMRI、リニアック、血管造影装置などの高度医療機器を整備しました。また、屋上にもヘリポートも整備されています。    施設/設備1   (2010/11/01)   
  ホーマックが改正薬事法で道内初の医薬品販売に参入
ホーマックが来年2月末までに、旭川と江別の2店で実験的に販売をスタートし、今後取扱店舗を増やしていく方針で一般医薬品販売に参入することを明らかにしました。ホーマックの参入でドラッグストアなど既存業者との販売競争が激化していきそうです。     (2010/11/01)