北海道立道立羽幌病院で2004年2月に当時勤務していた女性医師(33)が男性患者(当時90歳)の人工呼吸器を取り外して死亡させた問題で、道警は、女性医師を「消極的安楽死」の殺人容疑(女性医師は2004年2月15日、集中治療室において、自発呼吸のない男性患者の人工呼吸器を取り外し、約15分後に男性を死なせた疑い。延命治療の停止による安楽死が許容される要件として<1>回復の見込みがない<2>本人または家族の意志に基づく<3>自然な死を迎えさせる目的を満たしていないとして)で旭川地検に書類送検する方針を固めました。 (2005/4/28) | |
心臓血管外科専門医認定機構は、東京医科大学病院第2外科で心臓手術を受けた患者が相次いで死亡した問題で、手術を担当した心臓外科医(45)の専門医資格の取り消しを正式に発表した。しかし、この外科医に再研修を勧告し、再研修後、改めて専門医資格の申請を認めるということだが、どの程度の研修で?。「専門医」資格の認定の甘さが指摘されている中で抜本的な意識改革には遠いように思われるのですが---。また、専門医資格の取得に必要な手術執刀数を、現在の20例以上から50例以上に引き上げる認定基準の変更も発表しました。 (2005/4/28) | |
毎日配信される多くのニュース!「どうして---」「またも---」「なぜ---」というようなニュースが起こっていますね。事故から3日目に入って、いまなお救出作業が続いているJR福知山線の脱線事故。あまりにも多くの犠牲者が出ています。鉄道事故に関しては、一部の踏み切り事故以外は日本では考えられない感がありました。しかし、実際このような痛ましい事故が起きてしまい、原因も色々と取りざたされ始めてきています。原因についてはこれからの調査・分析をまたなければならないのでしょうが、既に指摘されているだけでも明らかな問題とされる点があると思われます。オーバーランについての対応、それによる精神的圧迫、さらにそれを取り戻すためと思われるスピードアップ、それを制御できない仕組みの対応などなど。「人はミスを犯す生き物です。どんなに注意しても万全はありません。こうしたミスが起きることを前提に、ミスが置きにくい方法にしていく必要があります。それでも手順が複雑で面倒くさい等の理由で手順を踏み外せばやはりミスの確率が増していきます。」東京ジョイポリスでの転落事故もまさにそうです。事故のニュースを見聞きするたび安全と経済性の二律背反的な矛盾を感じてしまいます。残念なことに、人の命を救うという医療の世界でもときおりこのような事故が起きてしまうことがあります。しかし、それを「仕方の無い事」とせずに、ゼロを目指して取り組んでいき続けて欲しいものです。 (2005/4/27) | |
最近の病院食とNST(栄養サポートチーム)の導入事情 かつては、アルミやプラスチックの食器に盛られ味も見た目も「----、入院中だから仕方がないや」というような状況でした。しかし、最近は違います。「入院患者の栄養状態を改善すると病気の回復が早まる」ということに遅まきながら?着目して「栄養サポートチーム(NST)」を作る病院が増えているようです。また、食事も(制限のない患者さんに)「セレクト食」や「アラカルト食」という選択ができるシステムになっていたりという医療機関も増えています。そういえば、昔は同じような小学校などの学校給食もいまはすっかり様変わりしていますね。入院中の大きな楽しみむといえば「食事」です。そういえば、私も入院中に目にした光景を思い出しました。お年寄りの患者さんが集まって、食事の時にいつも大きな声で「年寄りにはこんなもの食べれないんだよ!」等といいながら、売店から買ってきた佃煮などでご飯を食べていたのです。そのときは「いい年をして、入院中なんだから我がままを少しはおさえればいいのに---」と思ったものです。でも、今考えると10代、20代の男性と70代、80代の方と各一的に同じメニューはどう考えても無理がありますよね。「食」を見直す医療現場の新しい動きには期待したいものです。 (2005/4/21) |
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幌南病院(豊平区)では、睡眠時無呼吸症候群SASを健康を考える上で、非常に重要な疾患の一つとしてとらえ専門外来を開設しています。SAS専門外来はS(Sleep)A(Apnea)S(Syndrome)という文字どおり睡眠時に無呼吸となる状態のことで、症状としては日中の眠気、いびき、睡眠中の無呼吸、起床時の頭痛、熟睡感がない、集中力の低下、夜間苦しくて目を覚ますなどがあります。それ自体により死ぬようなことはありませんが、眠気による交通事故等や高血圧、心臓病などの生活習慣病との関連があります。SASの診断・治療が行える施設が十分には知られていないと、、「札幌いびきネットワーク」を設立し、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があると思われる方への、「札幌いびきネットワーク」に登録された医療機関での受診をご提案しています。 睡眠時無呼吸症候群SAS専門外来 (2005/4/19) | |
市立札幌病院(中央区)で14日からHPで「医療事故」を公開! 市立札幌病院(中央区)では、本年度からすべての「医療事故」の公表を打ち出しているが、14日以降にHPでの公開をすることを発表しました。患者さんの死亡や後遺症などの障害を受けた場合に本人・家族の了承のもとにおこなわれます。医師名や看護師名などの公表は行われません。これによって、今まで不透明だった部分が改善され安全管理が一層進むように願いたいものです。 (2005/4/11) |
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個人情報保護法 | 4月1日からの個人情報保護法の施行に伴う医療現場での混乱が懸念されていますね。大規模医療機関では、患者さんの名前の呼び出しや、入院患者さんの名札の掲示について希望を入れて番号にかえたり、廃止しているところもあるそうです。これによって患者さんの取り違えや検査データのミスが増えないように心配してしまいます。リスクが起きないような仕組みづくりにもしっかりと取り組んでもらいたいものです。 (2005/4/06) |
名ばかりの専門医? 専門医は各学会が認定する資格で、十分な技術や知識を有している医師の証明のはずですが、『専門医』の認定基準を緩くすることで自らの首を絞めてきたともいわれてくるなど東京医大の問題ばかりではなく内容まで遡って問題があるようです。メールも何通かいただいているのでこの『専門医制度』についてお知らせしていきたいとおもいます。 (2005/04/04) 専門医制度の認定に実技試験を取り入れているのはわずか10学会 厚労省によると、専門医療に通じた医師を認定する専門医制度(医療施設は専門医資格を持つ医師名と専門領域を広告に使うことができるメリットがある)を持つ国内123学会のうち資格の認定に実技試験を取り入れているのはわずか10学会で資格更新も学会への出席回数で認定するケースがほとんど。最新の医学知識を問う試験や診療実績を更新条件にしているのは少ないのが現状です。 (2004/08/16) |
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渡島管内森、砂原町は一日、合併して「森町」になlりました。 る昨年12月に合併し渡島管内の四町村戸井町、恵山町、南茅部町と椴法華村を編入した函館市に次ぐ道内第二号となります。これによって、『地域別医療機関情報」も変更いたしました。 (2005/04/01) |
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「ドクターヘリ」の運航が、明日より本格的にスタート 「ドクターヘリ」の運航が、4月1日より国と道の補助事業として手稲渓仁会病院救命救急センターが運航主体となってスタートする。広大な土地と、点在する医療機関、交通の便(特に冬季の交通問題)など救急医療の点から大きな期待が寄せられる「ドクターヘリ」ですが、莫大な運営費用などからなかなか実現できず一時期には挫折しかけたときもあるだけに定着と一層の充実を図っていってもらいたいものですね。 (2005/3/31) |
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「アイザワ・ミキ、アラヤ・ヤスヨ、イガラシ・------」と、今朝の新聞2面に渡ってカタカナが羅列?されていてビックリしました。よく見ると看護師・保健師・助産師の国家試験合格者発表の道内関係分でした。先にお知らせした個人情報保護法の施行に伴い、発表方法が変更されたものでした。何だか、釈然としない気がしましたね。漢字名と居住する自治体名の公表を取りやめ、受験地別にカタカナ名を公表ということですが、意味があるのでしょうか。保護すべきこととはどういうことか疑問に思ってしまいました。 (2005/3/30) | |
個人情報保護法 |
4月1日から個人情報保護法が施行 厚生労働省は、4月1日からの個人情報保護法の施行に伴い医療分野での同法の解釈を示したQ&Aを掲載しています。「総論」では、個人情報保護法の対象事業者などについて解説しており、対象事業者は、「取り扱う個人データの数が過去6カ月のいずれの日においても、5000件を超えない事業者を除く」とされています。この「個人データ」の数え方について、カルテなどに患者本人の情報のみが記載されている場合は1件、患者の肉親の情報も記載されていれば2件と数えるなどです。また、件数は「事業者」単位で数える。同一法人が診療所と特別養護老人ホームを開設している場合、両方の合計の個人データが5000件を超えれば、対象事業者になります。さらに、個人情報の相談窓口の設置が求められていますが、既存の患者相談窓口が兼ねても問題ないとされ、院内掲示などで相談・苦情を広く受け付けていることを周知するよう求めています。「外来患者を氏名で呼び出したり、病室で入院患者の氏名を掲示する」ことについては、患者の取り違え防止などの面から一律には禁止しないものの、患者から「他の患者に聞こえるような氏名による呼び出しをやめてほしい」などの要望があった場合には、誠実に対応するよう求めています。また、第三者提供は、1.患者家族への病状説明、2.病診連携の一環として、患者の診療情報などを紹介元に提供する場合、3.医療機関と薬局との間で薬剤服用歴などの情報交換を行う場合などは、個人情報に関する「利用目的」として院内掲示していれば、患者の黙示的同意があったとして扱うことが可能だともしています。 厚労省の個人情報保護関連の情報 (2005/3/30) |
新たな取り組みとして病院内ツアーを実施 札幌のNTT東日本病院(中央区)では、この2月から新たな取り組みとして病院内の見学ツアーを実施しています。手術室にも入って、手術手順などの解説を受けるなど普段では経験できないことに触れてとても参考になっているようです。こういった動きも情報公開のひとつですね。 医師/環境 1 (2005/3/29) |
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「内科、小児科、胃腸科、泌尿器科、大腸科---」など、専門が小さな医院でもいっぱい書いてあるけど本当?という質問がありました。 これは、自由標榜(ひょうぼう)というシステムで、診療可能なら看板に書いてもいいのです。しかし、最近はプライマリケア医(初期診療医)と○○専門医というように得意分野を示すようにわかれてきているようです。 (2005/3/28) |
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稲積公園病院、稲積公園診療所を経営する医療法人「翰林会」は、自己破産を申請 医師名義借りで保険医療機関の指定取り消しが決まった札幌市手稲区の全国初の肝臓専門病院「稲積公園病院」、稲積公園診療所を経営する医療法人「翰林会」は自己破産を申請し手続きにはいった。負債総額は約40億3600万円。 (2005/3/28) |
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札幌市が実施する「すこやか健診」にマンモグラフィ検査を追加 4月1日から、札幌市が実施する「すこやか健診」(集団検診を受ける機会がない30歳以上の主婦、高齢者などの市民を対象に、年1回の検診を実施)のうち、乳がん(40歳以上)、子宮がん(20歳以上)の検診制度に変更し検診の受診間隔も年1回から2年に1回に変わったが、乳がん検診の検査内容にマンモグラフィ(乳房エックス線撮影)を新たに加えることになった。乳がんは女性の三十人に一人がかかるともいわれていますが、早期に発見すれば治る率が高く、「検診」が救命に直結する病気です。女性の八人に一人が乳がんになるという米国では、患者数は増えているが、亡くなる人は減っていますが、日本では残念ながら検診に対する意識は低く年間約三万五千人が発症し、約一万人が命を落とすなど、罹患率、死亡率ともに増加傾向にあります。こうした中で乳がん検診システムの確立が課題となっており、早期発見で威力を発揮したのが、乳房を挟んで薄くした上でエックス線撮影するマンモグラフィー検診で視触診では見つけにくい微小ながんを見つけるのに威力を発揮します。厚労省は、検診の効果を上げるため、本年度から四十代以上の乳がん検診にマンモグラフィーを導入し視触診と併用する方針を打ち出したが、住民の健康診断で導入している自治体は昨年度の調査で六割弱と整備が遅れているのが現状でした。また、専門の撮影技師・読影医師の不足も依然として課題として残っています。(2005/3/22) |
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広島大の医師派遣を巡る受託収賄事件で、北見中央病院理事長、事務局長らが逮捕 広島大原爆放射線医科学研究所の教授峠哲哉容疑者が、派遣の見返りに北見中央病院の石川孝樹理事長、叔父の石川寛事務局長らが贈賄罪の公訴時効(3年)にかからない200万について贈賄容疑で逮捕されました。(2005/3/22) |
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名義借りで滝川の中垣脳神経外科病院が保険指定取り消しの処分! 滝川市の中垣脳神経外科病院(132床)が、名義借りにより、診療報酬の不正受給をしていたとして、厚生労働省北海道社会保険事務局は、保険医療機関の指定を取り消す方針を固め処分を決定する。 (2005/3/18) |
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禁煙外来が道内医療機関でも急増!!! 先日、某TVのニュースで札幌社会保険総合病院(厚別区)では敷地内禁煙の徹底に伴い客待ちTAXも禁煙車のみとしている様子が紹介されており、利用者にもとても好評のようでした。(喫煙者の利用者にも)確かに、医療機関に於いて分煙から禁煙に変わって来ており医療評価認定病院の条件にも敷地内の全面禁煙が唄われていますね。こうした社会的背景とともに禁煙への関心も高まっており、道内の「禁煙外来」を掲げる医療機関も増えてきています。道内の禁煙外来は北海道医師会に掲載されています。 (2005/3/18) |
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禁煙2週間で血液さらさら 久留米大医学部第三内科の森田博彦助手が、心筋梗塞や脳卒中の原因となる血栓の生成に影響を持つ血小板の機能が、二週間程度の禁煙でも非喫煙者と同レベルまで改善されるとの研究結果を発表した。しかし、喫煙を再開すれば、二週間で元の状態に戻るとの結果も出ており、早急に禁煙を行い継続することが必要です。 (2005/3/18) |
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道立病院も医療事故、医療ミスを公表!!! 先に紹介した市立札幌病院(中央区)、国立大学付属病院に続き道立病院でも医療事故、医療ミスの公表を決め基準づくりに着手することになりました。 (2005/3/15) |
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全国42の国立大病院でも4月から医療事故、医療ミスを公開!!! 国立大学付属病院長会議で医療事故などが起きた際の公表基準について指針をまとめた。従来は公表されてこなかった、過失のない合併症や、過失はあるがその後回復した例なども報告を求めるなど一般病院の医療事故の公表のあり方にも影響を与える内容となっている。公表方法は、(1)発生後可及的速やかに記者会見などで公表(2)調査後ホームページ(HP)などにより公表(3)一定期間とりまとめて報告(4)年度として報告――に分類。(3)と(4)は大学名を匿名とした上で、大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)のHP上で公表する。過失がある、ないの判断は各病院がする。?(第一歩か) (2005/3/14) |
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4月1日からすべての医療事故、医療ミスを公開!!! 市立札幌病院(中央区)では「安心安全の医療」の提供を目指して、すべての医療事故、医療ミスの公開を4月1日から実施する。このような全面公開は、まだごく一部の病院で実施しているだけですが今後もっと広まっていくことが期待されます。 (2005/3/09) |
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患者のプライバシーと医療機関の取り組み 以前に紹介したこともある旭川赤十字病院の後藤院長の「日記」を読ませていただき、ちょっと気がついたことがあったので、触れさせてもらいます。最近、ある病院を訪れたときに病室の入り口に掛けられている『名札』がないのに気付き、とても感心したそうで、出張から帰ってきてから早速職員の方たちにお話したそうです。現在進めている病院の改築に合わせて取り入れそうですね。病院に行って、自分の診察の順番が近くなると中待合室というところで上着を脱いだりして診察の用意をするところがありますね、以前はカーテンで仕切ってあるところが多く、診察中の医師や患者の声が筒抜けになっていたものです。最近は、声が漏れにくいようにドアで区切っているところが多いようです。また、中待合を廃止しているところも出てきています。いずれにしても、プライバシーにも注意が払われ始めているのです。しかし、忙しいこともあってせっかく中待合室がドアでくぎられているというのに、看護師さんが沢山の患者さんが待っている待合で患者さんに検査や診察の説明を行っているとは-----。意味や理由の意識の共有や徹底が出来ていないんでは? (2005/3/07) |
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2月9日に先端医療「テーラーメード医療」の紹介をしましたが、今回は「電子カルテ 医療ネットワーク構築」について 「電子カルテ」とは、病気症状のや治療履歴など患者の診療情報をコンピューター上で記録・管理する手法のことで、最近特に注目されているコンピューターシステムです。大規模病院から医院・クリニック向けのものまで色々なものがあります。医師が必要な情報を必要なときに簡単に閲覧・記入でき、病院内での各科の連携が円滑になり効率的な診療を実現できるということで注目されています。また、最近の地域医療機関との連携を効率的に進めるための技術としても注目を集めています。しかし、1ベッドあたり100万円もの導入コストが必要ともいわれるコストが問題です。2003年度に「電子カルテ導入に対する補助金」の交付があったために、前倒しで導入したところが結構あったようです。この4月から施行される「個人情報保護法」への対応はもちろんのこと患者のプライバシー確保などの課題を始めとして難しいことも多いかとおもいますが、効果的にすすめてほしいものです。でも、コンピューターの画面ばかり見て「患者の顔」を見るのがおろそかにならないように----- (2005/3/02) |
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医療図書の閲覧やインターネット端末の利用が可能なのは? 自分の病気や治療を十分理解して医療を受けいられるようにということで『医療図書閲覧コーナー』や『インターネット端末利用コーナー』などの整備を行う医療機関が増えています。インフォームドコンセントなどの動きに伴い、患者さん自身ももっと自分の病気や治療について理解を深めていただき積極的に一緒になって「医療」に取り組んでいただこうということでこのような環境整備も増えてきているようです。随時、情報が入手次第UPしていきますのでご参考にしてください。 『医療図書閲覧コーナー』や『インターネット端末利用コーナー』 (2005/2/23) |
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これまでの健康診断とは違う新たな視点の検査による 「アンチエイジング(抗加齢)」検査が道内でも注目! ホルモン検査、血液さらさら度、動脈硬化度の評価、骨密度、血管年齢の検査を実施している道内の医療機関 (2005/2/19) |
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次のような投稿をいただきました。 「貴ページに放射線治療装置の設置病院が紹介されていました。放射線治療を実施するには、いくつかの難しい問題があり医師だけではなく、技術者の評価も必要と考えております。以下に示すのは、今始まった放射線治療の品質保証(全国どこでも同じ放射線の量を投与される)ですが、これからはこういった資格と責任を持った施設が紹介されるべきだと思います。」ということで、『放射線品質管理機構』のサイトのお知らせがありました。確かに放射線治療や検査機器などのハードは日進月歩ですすんでいますが、それを活用する読影医師や技術者の養成状況・アメリカなどと比べても専門治療体制の問題など、これからもっと改善してもらいたい事が山積しています。これから随時情報を発信していきたいと思います。ご指摘ありがとうございました。 (2005/2/19) |
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札幌いしやまクリニック(中央区)は、肛門科専門クリニックということもあり、2005年1月より毎週火曜日の夕診(午後4:00〜午後6:00)を「女性患者様の為の専用外来」の時間にして男性患者の来院を遠慮していただくように呼びかけています。 「女性専用外来」 (2005/2/15) | |
独立行政法人函館病院(函館)では、2005年1月より毎週水曜午後に公文院長による睡眠時無呼吸症候群SAS専門外来を開設しています。SAS専門外来はS(Sleep)A(Apnea)S(Syndrome)という文字どおり睡眠時に無呼吸となる状態のことで、症状としては日中の眠気、いびき、睡眠中の無呼吸、起床時の頭痛、熟睡感がない、集中力の低下、夜間苦しくて目を覚ますなどがあります。それ自体により死ぬようなことはありませんが、眠気による交通事故等や高血圧、心臓病などの生活習慣病との関連があります。 睡眠時無呼吸症候群SAS専門外来 (2005/2/15) | |
インターネットで広がる情報公開 当サイトでは可能な限り道内の医療機関のホームページとのリンクを進めています。おかげさまで、最近はホームページを開設された医療機関の方から連絡を戴くことが多くなりました。現時点で当方が把握している状況はランキングサイトでも、お分かりいただけると思いますが、随分増えてきました。とはいえ、患者さんが望む情報はまだまだ不足しているように思われます。専門とする分野はもとより、合併症の発症率や院内感染、手術統計、死亡率などより詳しい情報がまだまだのようです。対等な立場で医療を受けるためには、すべての病院が情報公開を積極的に行い、同時に患者自身がさまざまな情報に触れ、自分に最もふさわしい医療を選び出すことが必要なのです。 (2005/2/14) |
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医師名義借りで保険医療機関の指定取り消しが決まった稲積公園病院、カレスサッポロが継承へ 医師名義借りで保険医療機関の指定取り消しが決まった札幌市手稲区の全国初の肝臓専門病院「稲積公園病院」(136床)を札幌の医療法人「カレスサッポロ」(形成外科メモリアル病院北区、北光記念病院東区等を運営)が継承し建物の一部改修を行った後、勤務医らの一部を引き続き雇用した上で札幌市保健所に稲積公園病院の廃止届を提出して閉鎖後新しい医療機関としての肝臓専門病院(札幌圏では新規開設による増床は認められないため、形成外科メモリアル病院から約50床北光記念病院から約30床分割継承し約80床の予定)として6月に開院を行う予定です。 (2005/2/13) |
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先端医療「テーラーメード医療」 先端医療ということで『再生医療』についてはお知らせしたことがあり、NTT東日本札幌病院での「新しい人工股関節手術(ナビゲーションを使用したMIS)」などの医学と工学の垣根を越えた「医工連携」による事例に続いて「テーラーメード医療」についてご紹介します。遺伝子診断によって遺伝子のタイプや働き方を調べて病気にかかりやすいかどうかなどを調べる診断法のことで、患者さんの体質に応じた最適な治療を施すのが目的のものです。遺伝性疾患などは、発症前診断が可能で抗がん剤などの効き目や副作用を投薬前に予測する遺伝子検査もあるそうです。しかし、こういった診療が可能になる半面、個人の遺伝子情報が明らかになり色々な差別の原因になるとの懸念もあります。胎児の段階での出生前診断や体外受精卵を子宮に戻す前の「着床前診断」も生命の選別につながるとの議論が続いています。しっかりとした指針に基づいて進めてもらいたいものですね。次回は「画像診断」についての予定です。 (2005/2/10) |
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「医療心理師」(仮称)新設へ うつ病急増に対応して、自民、公明、民主の3党が医療機関で臨床心理業務を行う国家資格を新設するための法案を提出することに合意し今国会中の成立を進めている。 (2005/2/10) |
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「女性専用外来」市立札幌病院(中央区)でも開設! 市立札幌病院(中央区)では、「女性専用外来」を産婦人科(2月18日開設毎月第3金曜日午後2時〜4時)、皮膚科(2月23日開設毎月最終水曜日午前11時〜正午)、外科(2月28日開設毎月第4月曜日午前10時30分〜午前11時)、緩和ケア(3月3日開設毎月第1木曜日、午前9時30分〜10時30分)の4診療科を順次スタートし利用状況を検討した上、ほかの診療科でも女性専門外来を拡大していく予定。(2005/2/07) |
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世界最大のがん治療データベース「PDQ」(和訳版)+国内の最新がん医療情報サイトがオープン 先端医療振興財団臨床研究情報センターは、米国立がん研究所が運営する世界最大のがん情報データベースで世界のがん治療の最新情報を掲載する「がん情報サイトPDQ」を和訳し、国内の医療情報などを加えたホームページ「がん情報サイト」を2月1日オープンさせた。これにより、国際的な医療情報がインターネットにより手に入るようになりました。 がん診断 (2005/2/02) |
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北海道新聞社掲載記事の「著作物利用承諾許可」がおりましたので、平成16年の『お見舞いメール』と平成17年1月23日の『インターネット医療相談』の記事を掲載いたしました。 (2005/1/31) |
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稲積公園病院など三病院保険指定取り消し 北海道地方社会保険医療協議会は、医師の数が医療法で定めた標準に足りないため、名義借りにより、診療報酬を水増し請求したとして札幌市手稲区の全国初の肝臓専門病院「稲積公園病院」(136床)、紋別市の「横山病院」(58床)、「松野病院」(105床)について、保険医療機関の指定取り消しの答申を出した。入院患者らの転院手続きなどにより、実際の取り消しまでは一か月程度かかる見通し。 (2005/1/31) |
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病院選択の情報 現在の医療の現状について、「不満」という答えの中に「待ち時間が長い」「どの医療機関が良いかわからない」医療事故や医療過誤が不安」などがよく挙げられます。また、医療機関を選択するための情報入手方法は、「家族や知人・友人・近所の人や患者から評判や意見を聞く」「近くの医師や最初に診てもらった医師の意見を聞く」「インターネットで調べる」などがあげられています。年代や環境によって大きく相違があるでしょうが、「メールや掲示板での医療相談を受けている医療機関」にもあるように、新しい情報の提供が始まっているのは確かなことだとおもいます。 (2005/1/27) |
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札幌社会保険総合病院(厚別区)では、セカンドオピニォン外来をスタートしています。医師/環境 (2005/1/17) | |
先日ご紹介した「人工関節手術を」NTT札幌病院で受けられたN.Sさんの『手術用ナビゲーションシステム』を施設/設備2に新に登録させていただきました。実際、こういった生の声が一番参考になりますね。こういった先進技術以外にも色々な『声』があるとおもいます。是非、皆さんの『声』をお待ちしています。(2005/1/11) | |
道内唯一の肝臓専門病院としてしられる稲積公園病院が北大から研修医らの名義を借り、診療報酬を不正受給していたとして、厚生労働省北海道社会保険事務局は保険医療機関指定を取り消す方針を固めたが、患者団体からは取り消しによる影響を懸念している。 (2005/1/09) | |
『医療実績』の把握は、どうしたらいいの? 昨日、札幌市内の某病院で何気なく最近多く見られるようになった『TVによる院内広報システム』を見ていました。その中で、『患者の権利』ということで『納得のいく説明を十分受けた上で、治療の選択、中止等の権利がある』というような表現がありました。確かに、言っていることはわかりますが、現実はどうでしょうか?もちろん一朝一夕にはいかないし、こういった方向性は歓迎すべきものだと思います。その中のひとつとして『医療実績の把握』ということがあります。治療成績の公表について「学会などで公表」、「職員向けの院内刊行物に掲載」、「ホームページに掲載」、「患者向けの院内刊行物に掲載」、「公表していない」、「請求されれば公表」などがありますが、一般の患者さんが一番目にするのは「ホームページに掲載」、「患者向けの院内刊行物に掲載」ではないでしょうか?ホームページでの情報発信も初期のカタログ的なものから次の段階に進化してほしいですね。(2005/1/07) |
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『インターネット(メールや掲示板による)』医療相談を行っている医療機関を掲示しました。 当サイトでもメールや掲示板による各種の相談を受けていますが、ホームページを開いている医療機関でメールや掲示板での医療相談も受けている医療機関を『科』別に掲載してみました。面談ではないので色々と慎重にしなければなりませんが、早めの検査・受診を薦めたり、『何科』にかかったらいいのかなど、不安の解消に役立っています。しかし、今回調べて気がついたのは、以前には相談を受けていたようですが、多忙ということや、返答に困る質問が大部分で、メール相談に限界を感じ、現在相談を受け付けていないところが結構ありましたね。難しいところですが。(2005/1/06) |
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高橋知事、北海道立病院の民営化を積極的に検討! 高橋知事は、巨額の累積赤字を抱える道立病院の民営化を公設民営化や独立行政法人化も視野に入れて積極的に検討する考えを明らかにしました。しかし、民営化実現には「医師不足や慢性的な赤字などから引き受け手を探すのは難しい」と考えられています。何より、『赤字』だから『民営化』ってどういうことなんですかね。『敬老パスの有料化』の時もおもいましたが、本末転倒の考え方では? (2005/1/06) |